腎臓病や糖尿病の人は要注意
腎臓病や糖尿病などの病気にかかると、腎臓の機能が正常に働かなくなり、カリウムの排出がスムーズにできなくなることがあります。その結果、高カリウム血症になりやすくなる恐れがありますので、カリウムの過剰摂取には注意が必要です。
摂取する期間の目安
カリウムなどのミネラルは、毎日継続して十分な量を摂取しても、すぐに体調に変化が現れるわけではありません。3ヶ月くらいの期間を目安に摂取を継続してみて、体調の変化を確認しましょう。
カリウムを摂取する際のコツ
カリウムを水に流出させないように調理する
カリウムは水に溶けやすい栄養素です。そのため、カリウムを多く含む食べ物でも、調理によってカリウムが失われてしまうことがあります。例えば食材を水で洗いすぎたり、茹でて調理したりすると、カリウムをあまり効率よく摂取できなくなります。野菜などは洗いすぎないように注意して、生のまま食べるか、炒め物やスープなどの水分ごと食べられる調理法で料理すると良いでしょう。
カリウムとナトリウムの摂取バランスは2:1が理想
カリウムは人の体内でナトリウム(塩分)と共に、細胞内の水分量を調節する役割を担っています。また過剰に摂取したナトリウムを排出する際に、カリウムが消費されます。そのため、カリウムとナトリウムの摂取量のバランスをとることが大切です。理想的なバランスは、カリウム:ナトリウム=2:1といわれていますので、塩分を摂りすぎたときはカリウムを多めに摂るように心がけると良いでしょう。