高血圧になる

カリウムには余分なナトリウムを排出する働きがあります。カリウムが不足するとナトリウムが多くなりすぎることにより、高血圧になってしまいます。

足がつりやすくなる

カリウムは筋肉を動かす神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。カリウムが不足すると、筋肉がけいれんを起こす、足がつるといった症状が出ることがあります。

カリウム不足の予防法

カリウム不足にならないようにするためにはどうしたらいいか、予防法や対処法を紹介します。

調理法に気をつけてカリウムの多い食べ物を摂取する

厚生労働省によると、カリウムの一日の目標摂取量は成人男子で3000mg、成人女子で2600mgとなっています。汗をかく機会が多い人は、さらに多くのカリウムを摂取する必要があります。カリウムはいろいろな食べ物に含まれている栄養素ですが、特に昆布やわかめなどの海藻類や、ほうれん草、かぼちゃ、きな粉、抹茶などに多く含まれています。カリウムの多い食べ物を調べて、積極的に食生活に取り入れるようにしましょう。

カリウムの一日の目標摂取量参照:日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要

また、カリウムは水に溶けやすい性質をもっているので、調理の際は水を使わない調理法にする、生のまま食べるといった工夫をすると効果的です。

塩分の取りすぎに注意する

塩分を取りすぎると、過剰になったナトリウムを排出するためにカリウムが消費されてしまうため、カリウム不足になりやすいです。塩分の取りすぎはカリウム不足だけでなく、高血圧や骨粗しょう症などの原因にもなりますので注意しましょう。

サプリメントを利用する

カリウムが不足している方のために、カリウムが含まれているサプリメントが販売されています。栄養補給をサプリメントだけに頼るのは良くありませんが、食事だけでは不足している分を補うために利用してみるのは有効な対処法です。